外資系IT企業のススメ

今、GoogleやMicrosoftといった外資系IT企業は、業績も好調で、待遇も良いため就職先としての人気が高まっています。

私自身、外資系で10年以上の経験があり、今はGAFAのうちの一社で仕事をしていることから、最近、友人や知人から転職の相談を受ける機会も増えています。

例えば、こんな話

外資系IT企業に行きたい!でもどうすればいいの?

外資系に興味はあるけど、転職ってリスクもあるよね?

同じ様な疑問・不安を持っている方も多いのではないでしょうか?

わたしも、はじめて転職した時には、業界のこともよく分からず、不安を抱え、悩みながら決断をしていきました。

このブログでは、外資系IT業界への就職・転職を考えている人や、業界に興味がある人のために、業界での実体験を踏まえて、具体的な情報をお伝えします。

このブログが皆さんの就職・転職活動の参考になり、また何より、業界にチャレンジしてくれる人が増えてくれることを願っています!

はじめに、ブログ全体を通して伝えたい内容を記事にしました。

少々ボリュームがありますが、それぞれの項目に、関連記事を貼っておきますので「ココはもう少し気になる!」という内容があれば、そちらもご覧頂ければ、理解が深まると思います。

このページの内容はこちらの通りです。

目次

外資系IT業界をオススメする理由

まず、外資系IT業界をオススメする理由についてお話しします。

私は10年以上この業界で働いてきて「外資系ITは最高の業界だ!」と心から思っています。この業界で働くことの素晴らしさや魅力を、もっと多くの方に知って頂き、チャレンジしてくれる人が増えて欲しいです。

では、どんなところが魅力なのか?私が考える、この業界の魅力は大きく四つあります。

・ 短時間、高収入
・ キャリアが安定する
・ 自由な働き方
・ 成長とスキルアップ

外資系IT業界は、まず年収が高いです。若くして数千万を稼ぐことができるチャンスがあります。

そして、給料が良い割には、労働時間がそこまで長くありません。

同じように好待遇の、金融や商社、広告代理店と比べると、確実に残業は少ないと思います。ですので、プライベートを充実させたい。家族との時間を大切にしたい。こういった方にもオススメできます。

また、IT業界は成長産業ということもあり、この業界でスキルと経験を身に付けることは、自分の「市場価値」を高めることに繋がります。外資系IT業界でキャリアを積めば、仕事に困ることはないはずです。

年収が高く、プライベートも充実できて、おまけに成長もキャリアアップも出来るなんて、最高だと思いませんか?笑

外資系IT業界の魅力について、もう少し具体的に知りたい人はこちらの記事もどうぞ。

外資系IT業界について知る

次に、外資系IT業界の内情について、具体的な会社や仕事についてお伝えしていきます。

どんな会社があるのか?

外資系IT業界には、数多くの会社があり、会社によって、やっていることや扱っている商品が違います。大手で有名な会社で言うと、例えば下記のような会社があります。

  • IBM
  • Microsoft
  • Oracle
  • SAP
  • Salesforce
  • Apple
  • Amazon / AWS
  • Google
  • Dell Technologies
  • HP
  • Cisco

ここでは、割と知名度が高い大企業だけをあげていますが、これらの会社以外にも、多くのスタートアップやニッチなサービスを扱っている企業が多く存在しています。

就職・転職する際には、志望している会社が「どんなビジネスをしているか?」よく見るようにして下さい。

「会社のブランドイメージだけで転職したけど、扱う製品に全く興味がなかった。。」こうなってしまうと残念ですからね。

外資IT企業の一覧については、こちらの記事をどうぞ。

外資系IT企業の仕事の種類

次に、外資系IT企業での仕事について解説して行きます。

外資系企業は「職種別採用」となっていて、部署ごとに個別に採用が行われています。

応募する時に、「どんな仕事をするか」を決めてから選考を受けることになります。

職種は、会社によって異なるのですが、一般的によくある仕事内容としては下記のようなものがあります。

  1. セールス系
    • 外勤営業
    • 内勤営業
    • パートナーセールス
    • CSM
    • マーケティング
  2. 技術系
    • プリセールス
    • コンサルタント
    • カスタマーサポート
    • プロダクトマネージャー
  3. バックオフィス
    • オペレーション
    • 経理
    • 人事
    • 法務

自分だったらどのポジションで入れそうか?これまでの経験やスキルを踏まえて考えていく必要があります。

分類別に、仕事内容の説明を記事にしていますので、興味がある人はこちらもご覧ください。

外資系ITの年収

皆さんが気になるであろう、待遇についても簡単にまとめておきます。

外資系企業では、同じ年齢や職種であっても年収が違うケースが多いのですが、だいたいの収入の目安話お伝えすると、これくらいのイメージです。

  • 新卒入社で500万円前後
  • 20代後半で500-1000万
  • 30代前半で1000-1500万
  • 30代後半で1200-2000万
  • 40代で1500-2500万
  • その先は役員レベルで3000-5000万

全体的に、かなりの好待遇ですよね?営業職であれば、成果に応じたボーナスも多額に支払われるため、20代で1000万越え、30代で2000万を越える年収も狙える、夢のある業界と言えます。

クビやリストラのリスクについて

クビ、リストラについて外資系企業に入社することのリスクについて、気になる人も多いと思います。

リスクとして一番に思い当たることは「クビ、リストラの可能性」ではないでしょうか。

結論から言うと、外資系金融、コンサルファームに比べると、クビになるリスクは低いです。

あまりにもパフォーマンスが悪い、成果が出ない期間が長く続くと、会社にいずらくなる、結果として転職せざるを得なくなる、ということはありますが、「ある日突然解雇を言い渡される」ことはまずありません。

また、仮に転職せざるを得なくなったとしても、「必ず」次の仕事が見つかります。なぜなら、一度でも外資系IT企業で働いた経験があれば、同じ外資系IT企業からは歓迎されるからです。

実際に、私の周りでも「クビになって路頭に迷ってしまった」人を見たことがありません。

みんな「ここがダメでも次がある」そんな開き直りの精神で仕事をしています。過度に不安に思う必要はありません。

リスクについて不安に感じる方は、こちらの記事も見てみてください。

外資系IT企業に求められる人材とは

では、外資系IT企業に求められる人材とはどういうものなのか?

ネットで検索して出てくる記事を眺めると、「英語力」とか「論理的思考力」とか「コミュニケーション能力」といった、少し漠然としたキーワードが並んでいたりします。これらのポイントも、もちろん大切なのですが、それよりももっと重要なことがあります。

必要なのは実務経験

外資系IT企業に入社する上で、最も大切なことは「実務経験」です。

具体的に言うと「企業が求める仕事の経験とスキルを持っているかどうか?」この一言に尽きます。

例えば、「IT業界におけるソフトウェア営業の経験5年以上」とか、「大規模なプロジェクトマネジメントの経験3年以上」といった具合に、どんな仕事をどれだけしてきたか?という、これまでの経験が評価されるのです。

「論理的思考」とか「コミュニケーション能力」とかは、ベースのスキルとして大切なのですが、それより何より、企業が必要としている「実務経験」がないと、まず面接にすら進むことが出来ません。

履歴書の審査をパスして、面接に進むためには、企業の求人にマッチしている実務経験があることが大前提となります。

では「どうやって実務経験を積めばいいか?」はこちらの記事で書いています。

「面接対策」をしっかりやる

履歴書に書けるだけの実務経験があれば、あとはぶっちゃけた話、「面接で上手く立ち振る舞う」ことが出来れば、入社することが出来ます。

この面接で、冒頭の「論理的思考力」や、「コミュニケーション能力」なんかを見られるわけですが、面接というのは準備とトレーニングでどうにでもなります。

面接で聞かれることと言うのはだいたい決まっていますし、転職エージェントが模擬面接をやってくれたりしますので、そういった機会をうまく使って対策を立てれば問題ありません。

誰もが知っている大手の転職エージェントですと、リクルートエージェントやマイナビエージェントなどがありますが、これら大手の「総合型エージェント」はあまりオススメしません。

なぜかと言うと、これらの「総合型エージェント」の場合、必ずしも、外資IT業界に特化した専門的な知見を持っていない場合があるからです。

もちろん、人によっては業界に詳しい方もいますが、私の経験上、当たり外れが激しいです。

外資系ITは変化が早く専門性が高い業界なので、質の高いアドバイスを受けるためには業界の知見や経験が必要です。

よって、どうせ登録するのであれば「業界特化型エージェント」つまり、「外資ITの専門チームを持った転職エージェント」に相談するようにしましょう。業界事情に詳しい担当者に相談することが出来ますし、外資系の求人の数も多いです。

「業界特化型の転職エージェント」は、小規模な会社を含めると、それこそ無数に存在しますが、初めての場合は、やはりある程度、大きめの会社を選んだ方が安心感はあります。

私のオススメは、「JAC Recruitment」「エンワールド」の二社です。

いずれも、外資系に特化した専門チームがあり、案件は豊富、エージェントも経験豊富な方が揃っています。顧客満足度も両社、非常に高く、安心して使うことが出来ます。

まず「JAC Recruitment」は、ロンドン発祥の日系転職エージェントということで、外資系企業の求人に強みを持っています。

外資IT業界出身の方も多く、私が相談した際も、外資IT出身の方に担当してもらい、非常に話が早かったですね。

そして、「エンワールド」は、大手人材会社「エン・ジャパン」のグループ会社で、グローバル人材の篆書甲子園サービスに特化した会社です。

業界に特化した企業だけあって、しっかりとした専門性を持った人が多いため、こちらもオススメです。

いずれも登録だけなら無料なので、「とりあえず話を聞いてみる」くらいの手軽な気持ちで一度面談をしてみるのが良いと思います。

また、エージェントによって、転職のアドバイスは結構違う場合もあるので、複数のエージェントに登録してみて、話を聞いてみると視野が広がります。

  • 自分の市場価値はどれくらいか?
  • 現時点で受けられる求人はあるか?
  • スキル不足をどうやって埋められるか?

このようなことを判断、確認する上で、転職エージェントは強い味方になるはずです。

また、併せてLinkedInとビズリーチには情報収集のために登録しておきたいですね。

LinkedInは、厳密には「転職サイト」ではなく、「ビジネス向け版のFacebook」といった位置づけのSNSで、世界で広く普及しています。

日本では、特に外資IT業界の人たちはほとんどの人が登録していると言ってもいいサービスです。

外資ITの世界では名刺代わりと言ってもいいサービスで、業界への転職活動においても基本になるので、必ず登録するべきですね。

LinkedInは、外資IT転職希望者は必ず登録すべきサービスなのですが、一方で求人情報が英語だったり、スカウトメールも英語で来たりするので、英語が苦手な方はとっつきにくいかもしれません。

そこで役立つのがビズリーチです。

ビズリーチは、日本企業の求人はもちろん、外資系企業の求人も多く掲載されていますし、何より外資系IT企業の採用チームがビズリーチを通じて積極的に採用活動を行っています。

ビズリーチに登録して、スカウトメールを待つことは、「自分の市場価値を確認する」ことにも役立ちます。

自分の経験やスキルがどれだけ評価されるのか?確認してみるだけでも登録する価値はあるでしょう。

LinkedInとビズリーチで出来ることは、ほとんど同じですが、求人内容やスカウトメッセージの内容が両者で違うので、外資ITへの転職希望者は両方に登録しておくべきです(こちらも無料)

私個人としては、LinkedInがもっぱら同じ外資ITからの誘いばかりなのに対し、ビズリーチは日系のスタートアップからも声がかかったりする所が面白いです。

二つに登録しておくことで、広く転職の機会を見つけることができるはずです。

英語力は必要か?

外資系への転職は英語が出来ないと難しいよね?とよく聞かれますが、これは「必ずしもそうではない」です。

実際に、「英語が全くできない」けど「仕事で活躍している」人もたくさんいます。

もちろん、会社や部署によっては英語が出来ないと難しいこともありますが、わりと大きめの会社で、かつ営業系の仕事であれば、英語力はほとんど必要ないことも多いです。

結局、外資系IT企業は「日本のお客様向け」にビジネスをしている会社ですからね。大事なのは「英語力」より「日本語力」と「仕事力」です。

むしろ、例え「英語力」があったとしても仕事が出来なければ意味はありません。というか、活躍できません、間違いなく。この辺りの優先順位は間違えないようにして頂ければと思います。

学歴、資格は必要か?

必要ありません。はい、もうバッサリと笑

特に資格はほぼ無意味です。無いよりはあった方がいいですし、実際に、未経験やポテンシャル枠の場合は多少プラスになることはあります。ただ、資格があるからと言って採用する理由にはなりません。

エンジニアの方の場合、企業の商品やサービスに関連する資格であれば評価されることもありますが、資格だけあって、実務経験が無い状態ではほとんど意味はありません。

また学歴は、新卒、第二新卒であれば重要です。というか、それくらいしか判断する材料がないですからね。中途であれば、学歴より圧倒的に「実務経験」が大事です。

GoogleやAppleなど人気企業であるがゆえに、「結果的に」高学歴が多いという企業もありますが、ほとんどの外資系IT企業では学歴はかなりバラバラです。

私はかつて、高卒の営業部長も見たことがあるくらいなので、学歴はほぼ左右されず、完全に実力主義なのもこの業界の魅力の一つと言えるかも知れませんね。

転職に向けてアクションをはじめよう

外資系IT企業への就職・転職に興味を持ったら、まず情報集から始めてみましょう。

転職した年収は上がりそうか?

やってみたい仕事、気になる会社がありそうか?

転職のために足りないものは何か?どうすれば埋められるか?

こういったことを把握することから始めてみて、転職活動をするかどうか、考えて見るところから始めてみてください。

転職活動の始め方はこちらの記事に

このサイトでは外資系IT企業にチャレンジする全ての人を応援していきます!

皆さん一人ひとりが良いキャリアを歩まれることを願っています!

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